おばさんぶろぐ

  
 おばさんの言葉で「ネガコメ書き捨ての人」というのがあった。
 この件が、小さな話題として取り上げられていた。
  
 まず、相手が見ているかどうかがわからない以上、それで「ネガコメ書き捨ての人」と言えるのか、と問われれば、まぁ「ネガコメ書き捨ての人」でしょうよ。*1
 「旅行や仕事の都合でネットに繋げないのかもしれない」という意見もありましたが、脳溢血や事故で突然死んじゃったのならばともかく、あらかじめわかっている仕事や旅行で返事が出来ないことも織り込み済みなのに、ネガティヴなコメントを残していくのならば、それは立派に「ネガコメ書き捨ての人」です。
 まして他のサイト等に書き込んでいるようならば、充分に「ネガコメ書き捨ての人」でしょう。
 「ネガコメした後で反論がきたかチェックをしてないかもしれない」なんてのは文字通りの「書き捨て」だし。
  
 で、ネガティヴなコメントに対しての反論に「返事は義務ではない」という意見も見ますが、それは当たり前です。
 だって、モラルの問題だから。
 親切にしてもらったからと言って、それこそ、溺れているところを命懸けで命を助けてもらったからと言って「お礼は義務ではない」ぐらいなんですから。
 モラルの問題であり、暴力装置による物理的実力行使もなく、公的な後ろ盾も何もない以上は、それは強制のしようもなく、義務にもできません。
  
 そもそも論として、ネガティヴなコメントをしようとも「返事は義務ではないし、普通であって悪いことではない」と本心から価値判断として思っているなら、「ネガコメ書き捨ての人」と言われても、「うん、書き捨てるね俺」で終わりの話であって、それに反発を感じるのは、口ではどういっても、「返事をして対応する人」と「返事せずに書き捨てる人」との間に、優劣を意識しているからでしょ。
 本当に等価であるならば、その差を感じないはずなんだから。
  
 ネガティヴなことを書くけど、その反撃に対して、責任ある返答を出来ないコンプレックスの塊の可哀想な人たちが、そのセコいプライドを守るための「魔法の言葉」として、「答えなければいけない義務はない」というみみっちい言い訳をしているのではないかと、どうやらおばさんは言いたいみたい。
 おばさんに全面的にではないけれど、部分的には同意できるところがありますね。

*1:おばさんの二日間という猶予はなんぼなんでも早計で短いと思うが、結果的に返事の予定はなかったようだ