「カテゴライズで他人を判断する人たちは阿呆である」

  
 多くの人間は自らを分析されることを部分的に嫌う傾向があり、客体であるが故に相手の上から目線に「あの人は分析をする人」と反発を感じたりする。
 元の客体を主体として分析としている人を元の被分析者が客体として規定対象にした場合、自らを分析者として振舞うことになる。
 個人の多様性を認めよという主張が、性別や学歴などカテゴライズで人を判断するような人たちの多様性に着目しないのと同じ類の罠である。