復讐するにも我は無し

  
 こちらトラックバックです。
 先に↑をお読みください。大したことなど書いてありませんが。
 なお本当はコメント欄用に書いていたのですが、少々長くなりすぎました。で、トラックバックにしました。で、タイトルと内容は関係ありません。佐賀県も関係ありません。おまんこ画像もおいてありません。
  
 まず、近代主義法治国家としての復讐権剥奪については、いろいろと議論はあると思いますが、この点に関しては私は認めてもいいと思っているので、議論になりません。
 また、復讐する「被害者」とは誰なのか? 復讐するのは被害者の親しい者であって被害者本人ではない、という小谷野のそれ自体は動かしようのない正論がありますが、それも今回は措きましょう。
  
>もし私が親ならこの教師を殺す。いじめた子も探し出して殺す。別にその行為に正当性があるとは思わない。ただ私は私の復讐権を行使する。
 この部分に非常に引っかかりを感じるというか、不可解に思うわけですよ。というのは、復讐というのが、ある種のルールに従って、つまりはハムラビの「目には目を」という応報に従うならば、この場合の復讐というのは「殺す」になるのか? という疑問が残ります。 
 この教師のやったことは、いじめを率先した、が言いすぎならば、きっかけを作った、ということです。結果的に、それを原因にして自殺に至ったわけですが、それはそのまま直接的に「殺された」場合の「殺害」と同等の復讐権を与えて良いのだろうか? と考えます。
 ちょっとセカンドレイプになりますが、最近起きたもう一つのいじめ自殺の話は、私が知っている情報においては、どうもそれほど酷いいじめとは思えない感じです。いじめによる自殺の中には、自殺する側に「余りに打たれ弱くない?」というケースも存在するのです。
 私も、インターネットでちょっと反論されると怖くてうんこを漏らすタイプですので、他人の打たれ弱いことなど言えた義理はありませんが、そんな打たれ弱い人間が「勝手に」自殺したケースでも、自殺の原因となるきっかけを作った人間に復讐しても良い、となると、私に反論する人間は、私の遺族に復讐されるかもしれませんよ。
  
TVカメラの前でこの教師を罵倒する親は、いじめられていた我が子に対して、なんの責任も感じていないのだろうか。おそらくはそんなことはあるまい。我が子が自殺した夜にでも、「気づいてあげれなくてごめん」と涙したと信じたい。
 まぁ、涙を流し自責の念はあると思うけど、この母親、阿呆でっせ。聞いたところによりますと。セカンドレイプになるかもしれませんが、この親、このいじめた教師に「あることで相談」に行き、その相談内容を教師が他の生徒の前で発表したことがいじめの再開のきっかけになったそうですが、その相談内容が「息子がエロサイトを見ている」とのことです。
 私みたいに、毎日オナニーしていることを必死に隠している人間にとって、この親の取った行動自体、充分にいじめになるんですけど。初心というか阿呆ですわ。強姦をせずに、妊娠と性病に気を付ければいいぢゃないかよ。俺なんかストーカーだぜ。
 エロサイト見てることなんて言わんでもええやんけ。まぁ、今はそのことも後悔しているでしょうが。また、父親のほうですが、ヤクザ顔で教師を罵倒しているDQNのようにテレビでは流されますが、自分を責めているようですよ。
  
カメラの前で教師を罵る姿を見るに、「学校や教師に対し、期待しすぎなのではないか」とも思ってしまった。
 まず、日教組の聖職意識を解除し、校内に警察権力の介入をさせるべきだね。
  
親には子供のいじめに敏感になる義務があるのだ。
 いじめの難しい点は、いじめられている本人が、一番知られたくないのが親であるという点。今回も、未確認情報だけど、他の友達に「親に言わないで」と口止めしていたらしいし。いじめられていることが恥ずかしいということもあるし、心配かけたくないというのが理由らしいね。仲が悪いから相談できないのではなく、好きだから相談できない、みたいなケースね。
 今の時代は誰がいじめられるかわからない、という認識というか、少なくとも子供にはそう思っているよ、というメッセージをしておかないと、間違いなく隠すだろうね。してても隠すだろうけど。
 それと、例えば、相談したところで、親が解決可能なのかどうかという問題もあるわけですよ。
 今回の件で、この自殺した子供は、その日の授業中にまわりに聞こえる声で「死にたい」と言っていたらしいのですが、教師はそれを「うるさい」と注意したとのことで、それはちょっと常軌を逸してるだろうと思い、そのニュースを聞いて思わず「それは酷い」と言ったわけですよ。するとうちの親父は「授業中に授業と関係ないことを言えば注意するだろ」と曰い、お袋は「授業中に言わずに個別に相談すれば良かったのに」と言うたわけですよ。
 親父は非常に高学歴ながら頭がイカれているので問題外ですが、お袋の意見にしても、かなり現実に即していないように私には思えるわけです。
 「密告った」
 これはいじめを加速させるには最高の燃料です。この教師に、あるいは、他の教師に相談したとして、いじめを加速させずに解決してもらえるとは、私には到底思えません。賭けとしては余りに分が悪い。みんなの前で「死にたい」とまで言えば、教師も放ってはおけず、いじめる側も手を出しにくいだろうという、最期の手段として発せられたシグナルだろうと思われるわけですが、それを教師は「うるさい」と潰したわけですよ。「そりゃ酷いでしょ?」
 そう言っても、両親ともに「いやぁ、やっぱり授業中に言うのは駄目だよ」「授業中に言っても冗談と受け止められるだけだよ」と返ってくるだけで、まぁ、もし中学生時分に私が酷くいじめられていたとしたら、私の両親なんぞ、全く頼りにならなかったことは請け合いです。
  
 教師に批難が3300件寄せられて入院とかいう情報がありますね。打たれ弱いね。自殺という選択もあります。
 いじめていたガキの方は、教師がやってたから僕たちもやって良いと思ったなどというお下劣な言い訳をしているようです。そんな言い訳をするぐらいなら死んだ方が良いですね。
 で、ズボンを脱がしていじめたガキの一人が「翔太」という可能性がありますが、そのあたりについては翔太さんは如何でしょうか?