猛烈に感動した!! そして反省した。
ウェブログの世界では、バトンという悪習がある。
この「○○バトン」というのは、テーマにまつわるいくつかの質問があり、それに答えた上で、それを見ているであろう人に、同じ質問内容を回すというものだ。
これは、当たり前ながら指名された人は必ずしも答えねばならないわけではないけれども、まぁ、付き合いというか関係性上、強制される場合があって、チェーンメールと同じスパムの働きをする場合がある。
ただ、ネタがないときや、私はちゃんとバトンを回してくれる友達がいるのよ、というアピールには便利で、まぁ、アッシには関わりのないことです。
答えるけど、次に回さない、という切り方もあり、回さないと、回してくれた人に感じ悪いので、後はご自由に好きな人が持ってって、という切り離し方もあるようだ。
バトンには、ミュージカルバトン、ムーヴィーバトン、ラヴバトン、ノヴェルズバトン、ジェンソンバトン、乙女バトンなどなど、亜種が大量にあるようで、まぁ、他愛もない娯楽なんですが、みんなの「繋がっていないと不安」という感情と「自分のことを話したい」という自己顕示欲をくすぐるので、その意味では上手く出来ています。
しかしこれは、mixiみたいな密な状態でやられるとたまらんでしょうね。まぁ、あっしには関わりのねーこってすが。
こういった、誰かを指定し、その主題に沿ったウェブログを書かせるということが可能なのも、多くの人間がウェブログに参加しているからなのだろう。
私は猛烈に感動したことがある。
私は、このような記事を書いた。
もしかしたら意味がわからない人もいたかと思うが、id:sho_taさんが書いてもいない記事を、さも引用したかのように記事の枕にした。いわゆる「一人相撲」である。
引用に見える部分は全て、翔太さんが書いてもいない文章を、さも翔太さんが書いたかのように文体を真似して、私が勝手にでっち上げたものだ。
そして、私は投げっぱなしで、「さて、id:sho_taさんは、一週間以内に期待に応えてくれるでしょうか? パスは出した。翔太くん、あとは任せたよ」と書いた。
もちろん、その記事を書くに当たって、私は何にも翔太さんに事前協議も根回しも一切していない。もちろん許可も承諾も得ていない。確認すらしていない。
アップされた記事で初めて翔太さんは知ったわけだ。いわゆる「無茶フリ」というやつです。
言ってもいない主張をしたことにされ、挙句の果てには「後は任せた」という無責任なパスを出される。
はっきり言えば、私としては嫌がらせのつもりでした。
ところがどうよ?
翔太さん、ちゃんとパスに反応してます。
しかも、ちゃんと「引用文」の『(略)』の部分に「元文」まで埋めてあります。驚いた。偉いね。
これね、たぶん、やり取りした本人が一番面白くて、数少ない全ての読者は置いてきぼりになっていると思うんですが、これは凄いことだよ。
過去に、引用元が後に書かれたウェブログがあっただろうか?
そういう問題じゃないか。
http://d.hatena.ne.jp/sho_ta/20070228#1172586682
しかし、ちゃんとしたエントリーになってるなぁ。よくもまぁ、ここまで育て上げたもんだ。素晴らしい。しかもちゃんと「38user」の原文ママだ。
これ、バトンよりも遥かにレベルもクオリティも高いよ。
大喜利というより、三大噺? まぁ、ともかく、id:sho_taさん、私の無茶振りに付き合ってくれてありがとう。
よくこんなんできたね。
大したもんだよ。パチパチパチ。みなさんからも翔太さんに悪臭を送ってあげてください。パチパチパチ。
皆さん、id:sho_taさんのウェブログは面白いですから、是非、見に行ったら良いよ。見に行くが良いね。
というかですね。素直に感心していたんですけどね、
「僕はモテましぇ〜ん」とか書いておけば、それだけでブックマークが楽に38userはgetできる。(略)
内容なんて無くたっていい。モテないことを嘆きさえすれば、はてなではモテるのだ。
上記の部分は、とにかくムカツクようなことを私がでっち上げて適当に書いたわけですが、何故か私の書いたことで、id:sho_taさんが反論されている。なんでだ? 不思議だ。
良く考えてみたら、いくら最後にリンクが貼ってあるにしても、翔太さんのウェブログだけを見る人も当たり前なことに大勢いるわけで、もしリンクで私のところに飛んできたとしても、普通に読み飛ばせば、私が翔太さんに反論しているようにしか読めないわけか。考えてみれば不思議でもなんでもないな。
こりゃ問題だな。これタチ悪いな。まさかそんな罠が潜んでいようとは。
確かに考えてみたらですよ。
これ、
内閣総理大臣 安倍晋三の提言より
http://www3.s-abe.or.jp/
ヤリチンは全て死刑にすればいいと、思うわけで、ございます
とだって出来るわけですよ。
他にも
革命的非モテ同盟 彼女とディズニーランドより
http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/
今日は彼女とディズニーランドに行ってきました。男同士で来ている奴テラワロスwww
とだって可能です。*1
それそこ、セクハラだってできちゃうぜ。
べにぢょのらぶこーる 大好きなブロガーに告白しますより
http://d.hatena.ne.jp/lovecall/
たっちゃんたっちゃん♪ ずっとわたしを見ててねお願いよ。好き好き大好き!
うっほ。もう好き勝手し放題ぢゃん。
jkondoの日記 恒例一行ブログより
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/
瀧澤(id:takisawa)のアカウント抹消。永久追放。
す、すみません。もうやめます。
こうやって言ってもいないことを、さも言っているかのように書かれてしまうわけだ。まぁ、ネタをネタと、の問題だとは思うんですけどね。絶対にやっちゃいけない行為とも言いがたいけど。
ただ、今回のように「ノリが悪い」と思われたりとかで、空気を壊したくなくて付き合って該当するエントリーをあげちゃったりすると、それこそ本当に言ったことになってしまうわけだ。私の元ネタに気がつかない限り。
これは考えてなかった影響だなぁ。最初から気が付けよ、という話なんですけどね。申し訳ない話です。
翔太さん関係で、巻き込んでしまった皆様。ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。翔太に代わり私から深くお詫び申し上げます。すみませんでした。
ということで、この打ち合わせ無しのガチンコ無茶振り企画、また適当に勝手にやりたいと思います。次のターゲットは誰になるかまだわかりません。もしかしたら次のターゲットはあなたかも知れません。
えっ? なんで俺? 俺は関係ないだろ? とかあるかもしれません。逆に「えー、私ぢゃないの?」とか思っているあなた、あなたかも知れませんよ。*2
覚悟せよ!*3