好みの顔とは

  
 なにがどうしてこうなっちゃうんだろうかと思わずにはいられない。
 君は『高見こころ』を知っているか? きっと知らないだろう。私も知らなかった。そして知る必要もない。
 この女は、一人称を「こころ」という。舌っ足らずな甘えたしゃべり方で「こころわぁ〜」という若干関西イントネーションでしゃべる。舌っ足らずなだけでなく頭も足りなさそうな感じだ。
 そしてそれに骨抜きになって腰砕けてしまうわけだ。なんなんだこれは!
  
 理性では嫌いなんですよ。こういう女性は。
 一人称が名前の女性とか、普通に知能指数を疑うわけですよ。出身高校の偏差値が70近くある山本梓ですら、莫迦に見えるわけですよ。
 ところがもう、「こころわぁ〜」とか言ってると、完全に芯が抜けちゃって「だはぁ〜、可愛い」とか思ってしまうわけです。
 明らかに莫迦っぽいんですよ。本当に莫迦かどうかは知りませんが、高く見積もっても莫迦を演じ切っている。
 私は、これまでにさんざん「知的な女性が好き」と言い続け、実際にルックスよりも知性を重視します。
http://d.hatena.ne.jp/takisawa/20070219#1171888044
http://d.hatena.ne.jp/takisawa/20070305#1173062402
  
 しかし「可愛い莫迦」の誘惑は凄い。
 ここで重要なことを言いますから、するりと聞き流して欲しいんですが、可愛い莫迦に対して敵対心を持つ女というのは、概ね可愛くない莫迦だからどうでもいいんです。可愛くない利口が言っているならば聞く耳を持つんですが。
 とにかく「可愛い莫迦」というのは、破壊力だけは凄い。
 可愛い莫迦に耳元で舌っ足らずに甘えられたら、なんかもうイっちゃった後のような腑抜けた感じになる。あれはなんなんだろうか?
  
 この『高見こころ』とは何者なのかと検索して、よくわからないけど、関西のB級アイドルらしい。
 とりあえず、骨抜きになって腰が砕けて腑抜けた私は、イメージDVDを注文した。正直、AVの購入を告白するほうが恥ずかしくない気がする。
 DVDを購入するに当たり、他に良さそうな好みの顔はないかと調べだしたら、それだけで一日が終わってしまった。素晴らしき哉、人生。
 そしてその研鑽の結果、伊藤えみ井尚美原田麻衣を気に入り、既に負けた、失うものが何もない状態の私は、やけくその勢いに任せてこの人らのDVDを全部注文した。見事な散財!
 なんか、無駄にした一日を全て取り返したかのような爽快な気分だ。正直、今は反省している。そして大きく後悔している。
  
 しかし、これらの顔ぶれを見てみると、どうも私が漠然と抱いている「私の好みの顔」というイメージからは離れている気がする。
 まぁ、好みの顔というのは、そのときに実際に好きな女性の顔とかが多大な影響を与えるものであるし、実際のところ「究極に好みの顔」というのは、ただの幻想に過ぎないのかもしれない。
  
 しかし例えば、加藤あいは究極に綺麗だと思うけれども、好みの顔のタイプではない。
 改造人間になる前の釈由美子は、究極とは到底呼べない顔だったけれど、非常に好みの顔だった。
 菅野美穂なんかは綺麗だし比較的に好みの顔か。しかし釈由美子に比べると腰が引けてしまう。どっかで安心できる隙のある顔が好みなのかな。
 あとはデビュー当時の眞鍋かをり本上まなみが好きだったりしました。このあたりも隙のある顔と言えようか。
  
 隙のある顔が好きだというのは確定っぽいのだけれども、今回調べた中でのイチオシの伊藤えみは、あまり隙がない。好みのタイプではない。ただ超可愛い。これは可愛い。が、好みとは言い難い。
 なんか、他の女性タレントと比較する際に、どっちが可愛いかを選んでいる間に、好みの基準としての「隙」がいつの間にか削られていったような気がした。本末転倒な話だ。
  
 ただ、顔で選んでいると思いながらも、眞鍋かをり横国をはじめ、釈由美子学習院短大、本上まなみの本読みインドア、そして今回の伊藤えみ上智英文科などに思いっきり引っ張られているような気がする。
  
 好みの顔というのは、漠然としては存在するんだけど、具体としては存在しない、ということなんだろうけど、究極に好みの顔って一度見てみたい。
 山本梓なんかは、ある種の定形における究極の顔のような気がするんだけど、あーゆーのが私の好みで出てこないかな。