南極崩落

  
 今回はちょっとシモネタ大王的なエントリを。
 環境問題において、地球温暖化が言われている。石油などのエネルギー消費量に比例して二酸化炭素排出量が増加して、その温室効果で地球の気温が上がっており、その結果、南極の氷が解けて海の水位が上がり甚大な被害が出る、という。
 産業革命以降、着実に二酸化炭素排出が増加し、人為的に不自然な環境負荷を地球に与えていることは間違いなく、それが決して良いことではないということは当然である。
 それが直接的に地球温暖化と結びついているのかどうかは不明ではあるけれども、人為的に増える分は二酸化炭素排出量を減らせるならば、それを減らすことは望ましいわけだ。
  
 しかし、まず、南極の気温がちょっと上がったところで、南極の氷は増えることはあっても減るということはないらしい。
 つまり、南極の気温が多少上がっても、南極の氷に関わる部分においては、海水の水面は低くなることはあっても上昇することはない。
 南極の気温が上がって海面が上昇するというのは、端的に言って環境省の嘘だったということらしい。
  
 それはともかくとして、地球温暖化の話の際に、ほぼ使われている映像で、南極の氷の一部(と言っても大きい)が崩壊して海面に落ちていくものがある。
 あれを見ると「うおー、南極の氷ってあんなふうに凄い勢いで減っていっているのか、地球温暖化は恐るべし」と思ってしまうわけだ。
 しかし、あの氷の崩壊は、地球温暖化が原因として起こっているのだろうか?
 例えば南極にもある季節の変化で、氷が多い時期と少ない時期があり、季節の影響で少なくなっていく過程においての崩壊の映像であるならば、ほとんど戦中のプロパガンダ並みの悪質な煽動映像と言えないだろうか?
 実はその背景で、崩落した氷の分の氷が別の時期に気象の関係で増えていたりするとしたら、随分と間抜けな話である。
  
 あの南極の氷の崩壊は、果たして地球温暖化によるものなのだろうか?