お前、笑い顔がブサイクだな

  
 佐伯日菜子をご存知だろうか? 帰ってきたウルトラマンの郷秀樹に似ているような印象があったから記憶しているのだが、この人、笑うと痛々しい表情になる。笑っているのに「痛いのかな?」と思わせるのだ。可愛いのだけれど、痛そうに思える。
 同じ系統としては熊田曜子がそうだ。
 おそらくこれは、目の下横に二本の皺というか笑窪というかが入るため、それが私には痛々しい表情のように思えるのだろう。熊田曜子も可愛い。が、痛そう。
  
 女の人というのは、たいていの場合、笑顔のほうが可愛かったりする。
 笑顔というのは裏にどれほどの憎悪を隠し持っていたとしても、友好的姿勢を表すものだし、友好的姿勢を示されれば、好意を持ちやすい。
 だから笑顔というのは、ほぼ、好意を持って見られるわけだ。
  
 エビちゃんなんかは、口角を上げすぎて、それはそれでギャグのようになってしまっているが、実は皇族も同じ口角類である。
 雅子も紀子も常に口角を上げていて大変そうだ。
  
 ブサイクな女性でも、笑えばなんとか愛嬌のある顔になったり、可愛い子が笑えばなお可愛くなったり、笑顔は可愛くなるのが相場というものだ。私も笑顔はさらに可愛くなる。
 なっちなんかも笑うとなお可愛くなる。多くの人は、済ましているよりは笑っていたほうが可愛いことが多い。
  
 欽ちゃん球団片岡安祐美をご存知だろうか?
 ああ、可愛いねと思って見ていたところ、片岡が笑ったのだが、あれ? あんまり可愛くない。普通にしているほうが可愛い。というタイプもいる。
 笑うことによって顔のバランスが崩れてしまうのだ。
  
 私の中での、笑い顔が醜い最強は久保純子だ。クボジュンの笑い顔が嫌いだ。テレビでうっかりクボジュンが笑っているところを見かけてしまうと、思わず「笑うな」と口に出てしまう。
 ただ単に笑っているだけなのに、アクメのときのような顔になっている。
 女性のアクメの顔は嫌いではないのに、不思議なものである。